■ お知らせ

桜のパン。製造を調整しながら販売しています。

季節のパンである「赤米と桜と小豆」ですが

昨年のレシピ通りにつくってもなかなかうまく仕上がらない状態でした。

店舗での販売は開始しているものの、その日に上手く出来たものだけをご提供というかたちを取らせていただいております。

お問い合わせいただいたお客様にはお取り置きも承っておりますが、「上手く出来たらお取り置きし、販売します。現状ではご提供できない時もあります。」とご了承をいただきながらの受付になっております。

現在、レシピを日々調整しながら良い状態で焼き上がるようにしているところです。

そんなこともあり、桜パン販売のご報告が遅くなっておりました。申し訳ございません。

いつものレシピでは全然通用しない。。
実は当店にとっては良くあることです。

特に米パンに切り替えてから感じることですが、どのパンも毎日レシピの微調整をして焼いているけれど、ある日突然上手くいかなくなる。。というのを繰り返しながら焼くことが当たり前になっています。

とはいえ、小麦で自家製酵母のパンを焼いていた時期も日々の調整は必要でした。

天然酵母であれイーストであれ、パン屋さんであればそれは皆さんやっていることではないでしょうか。毎日同じようにパンを提供するために、毎日変化が問われるという不思議が当たり前になっております。

そんな中でも、米パンは変化の振り幅が非常に大きいと感じています。

正直。なんでやねんっ!!って思いながら焼いてます笑

現在nananaで取り扱っている5種類のパン。
これらも毎日の調整は欠かせません。

前日のパンの焼き上がりや窯の熱量(毎日違う)、今日までの数日間の状態の変化を感じ取りつつ、目の前の生地の状態を見極めようと思いながらの微調整です。

例えば水分量で言うと、毎日1%多めとか少なめとか、そんなことをしています。

そして今回の桜パンですが、それなりに大きな調整、いやもうレシピ変更と言ってもいいくらいの改善が必要でした。おそらく赤米の特性が例年と違うのではないかと感じています。もしくはそれぞれの材料の小さな変化が総合的に大きくなっているのかもしれません。

(今年度の赤米が良いとか悪いという意味ではなく、今回は特性が違ったのかな?という見解です。食材はあくまで自然のものなので、材料に合わせてつくる精神を心掛ければ良し。という考えてつくっています。でもなんでやねんっ!って思うのも事実!)

本日も焼きましたが、だいぶ成功率が上がってきたように思います。
レシピは変わりましたが、今までの味わいは変わらずご提供できますのでご安心ください。

もうしばらくしたら、オンライン通販の予約受付も開始予定です。その際はまたご報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

薪窯nanana
中田竜明